小児科医のだいじなおはなし

だいじなおはなし

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2020.09.21

お薬飲めないんです(´・ ・`)

世間は三連休??のようですが零細小児科は休みなく働いております(*^^)v。
今日は午前中急患さん何人か診てから夜は西部医師会の当番です。
今診察した一歳のお子さんはお母さんが「この子はまったくお薬が飲めないんです」って訴えておられました。
たしかにお薬キライなお子さんは有って、私も過去「なにをどうやっても飲めなかった」お子さんの経験が数人あります。
基本的に当院では赤ちゃんの頃から「シロップ薬」でなく「散剤(こなぐすり)」で処方しています。
シロップだろうと散剤だろうと成分・効能に変わりはないのですが、全ての薬にシロップ剤がある訳ではありません。寧ろ大事な薬は散剤しかない事が多いですし、シロップはかえって量が多いので飲みにくい事が多いです。
基本的に殆どの薬は食前空腹時に飲んで構いません。また少しずつ分けて飲んでもOKです。何に混ぜても良いのですが、混ぜると量が増えるので、苦手なお子さんはむしろそのままで。少量を指に付けてほっぺたの内側に置いたあと、お茶などで流し込んでしまうので一番楽だと思います。
いずれにしても苦手なお子さんに無理やりは賛成しません。吐き癖が付くといけないので、少しでも飲めたらそこで止めて思い切りほめて自信をつけてあげるのがコツだと思います。